年末前メンテナンスシリーズ3回目の今回は、サッシ・網戸・窓周りについてです。
窓周りは毎日使う場所なのに「掃除は年末にまとめて…」「壊れていなければそのまま」
と、後回しにされがちなポイントでもあります。
ですが、ここは、冬の寒さ・結露・防犯・建物の劣化に直結する重要な部分になります。
■サッシの動き
窓を開け閉めしたときに「ガタガタする」「途中で引っかかる」そんな感覚は
ありませんか?
これはレール部分に
・砂ぼこり
・落ち葉
・小さなゴミ
が溜まっていることが原因の場合が多いです。
そのままにしておくと
といったトラブルにつながることもあります。
掃除機や歯ブラシなどを使ってレールを一度きれいにしておくだけでも、動きは
かなり変わります。

■網戸
網戸については、「破れていなければOK」と思われがちですが、実はズレやたるみも
要チェックです。
・網がフレームから浮いている
・隙間ができている
・触るとたわむ
このような状態だと、虫の侵入だけでなく、強風時に外れやすくなることも
あります。軽く押してみてグラつきがないかの確認もしてみてください。

【窓ガラス】
窓ガラスの周りにあるゴム状の部分(パッキン・コーキング)は、あまり意識する
事はないかもしれませんが、ここが劣化していると要注意です。
こうした状態を放置すると、冷気が入りやすくなったり、結露が増える・雨水が
侵入する可能性といった影響が出てきます。
特に冬場は、【結露→カビ→木部の劣化】という流れが起きやすくなるため、
年末前の点検がお勧めです。
サッシや網戸、窓周りのメンテナンスは大掛かりな工事をしなくても、
「気づく」「確認する」だけで防げるトラブルが多い部分です。
・動きがおかしくないか
・破れやズレはないか
・隙間や劣化はないか
サッシ・網戸・窓周りは冬の寒さや結露・防犯面にもかかわる大切な場所です。
「自分で見てもよくわからない」「空き家でしばらく見に行けてない」そんな
場合は、無理をせず専門の点検を活用するのも一つの方法です。

