【住宅メンテナンス:番外編】年末前にスッキリ!油汚れ・水垢の徹底リセット

11月も半ば過ぎると、そろそろ「大掃除」のことが気になってきますよね。
でも、実際は年末になると忙しくなり、さらに寒さも一段と厳しくなります。
冷たい水に触れるのも辛いし、やる気もなかなか起きない…というパターンになりがちです。

水回りは年末前の今のうちに済ませておくのがお勧めです
気温が低くなる前なら油汚れも落ちやすく、手も冷たくないので作業がはかどります。
年末の大掃除を前倒ししておくのが実は一番効率的なのです。

今回はそんな「今こそやっておきたい」キッチン周りの掃除と点検のポイントを
簡単なコツと一緒にご紹介します。

年に1度はしっかり掃除したいのが、換気扇やレンジフード。
油とホコリが混ざってこびりついた汚れは、放っておくとどんどん落ちにくくなります。

おすすめは、ぬるま湯プラス中性洗剤で付け置きする方法。
40℃くらいのお湯に洗剤と溶かして、フィルターやファンを30分ほど浸けておき
ましょう。汚れが落ちやすくなります。
重曹水やセスキ炭酸ソーダを使うと、さらに効果的です。
掃除が終わったら、しっかり乾かしてから元にもどします。

シンクのくすみや排水口のぬめり気になりますよね。
水垢にはクエン酸スプレー、ぬめりには重曹+お湯が便利です。

クエン酸スプレーを吹きかけて10分ほど置いた後、スポンジでこすれば水垢が
スッキリします。排水口には重曹をふりかけお湯を注ぐだけで、泡の力で汚れが浮き上がり
ます。排水トラップやゴミ受も、週に1回くらい洗うと臭い防止にもなります。

コンロまわりや壁の油跳ねも、暖かい時期の方が落としやすい汚れのひとつです。
こちらも重曹を溶かしたお湯で付け置きすれば、五徳や受け皿が見違えるほどきれいになります。

壁やタイルは、中性洗剤を薄めたもので拭き上げるだけでもOKです。
調理中に油が飛んでしまった部分をサッと拭くだけでも、あとが楽になります。
併せてコンロ下の収納を整理して、古い調味料や使っていない調理器具も見直しておきましょう。

掃除のついでに、シンクの下の点検もしておくと安心です。
配管のつなぎ目や排水ホースをチェックしてみましょう。水漏れ跡やカビがあったら、
要注意。ゴムパッキンのひび割れやサビも、劣化のサインです。

小さな水漏れでも放っておくと、床材を傷める原因になることがあります。
気になるところがあれば早めに専門業へ相談することをお勧めいたします。

キッチンは毎日使う場所だからこそ、汚れも劣化も早いものです。
「年末にまとめて…」と思っていると、寒さや忙しさでつい後回しになってしまいます。

今のうちに少しずつ掃除を進めておけば、油汚れも落ちやすく作業もスムーズ。
気持ちに余裕をもって新年を迎えられます。
ぜひ今年は、寒くなる前にキッチンの掃除をスタートしてみてください。

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