花子【年末前にやっておきたい住宅メンテンテナンス】ということで、
数回にわけてご紹介してく番外編となります。第2回の今回は、【浴室のカビ・汚れ対策】についてご紹介いたします!
浴室は家の中でも特に湿気がこもりやすく、カビや菌が発生しやすい場所です。
毎日使っているからこそ、気づいたときには壁の隅やゴムパッキンに黒い汚れ。
床や排水溝の周りはピンク色のヌメリが…。というのはよくあることですが、
この2つの性質は全く別物です。
●黒カビ
・カビの一種
・根を張って奥まで入り込む
・落とすのが大変
・放置すると深刻な汚れになる
●ピンク汚れ
・カビではなく酵母菌の仲間
・表面に付着して広がる
・落としやすいが再発しやすい
・水分、石鹸カスが大好物
つまり、黒カビは根強く、しつこい汚れ。
ピンク汚れは落ちやすいけどすぐ戻る汚れというイメージです。
多くのご家庭で、ピンクの汚れが出るのは、「湿度が高い」、「石鹸カスが
取り切れていない」「換気が足りない」といった環境が原因です。
実はカビよりも発生スピードが速いのが特徴です。
年末の大掃除をラクにするためにも、今のうちに一度リセットしておく
ことをお勧めします。



浴室をきれいに保つにはどうしたらいいの?
浴室をきれいに保つためには、掃除の回数を増やすよりも、日々のちょっとした予防習慣
がとても重要です。入浴後は、壁や床に残った水滴をスクイージーでサッと落とすだけ
でも、乾燥スピードが格段に違います。小さな作業ですが、これだけでもカビや
ピンク汚れの発生を大幅に抑えることができます。


また、浴室内に置きっぱなしになりがちなイスや洗面器も注意が必要です。
裏側に水分や石鹸カスが残っていると、ピンク汚れが繁殖しやすくなります。使用後は
浮かせて干すなど、しっかり乾燥させる習慣をつけると安心です。
換気扇は入浴後に最低でも4~5時間回して湿気を逃すことが大切です。
浴室乾燥機がある場合は弱モードで軽く運転させるだけでも、湿気が残りにくくなり、
カビの発生を抑える効果があります。
もちろん、定期的な掃除も欠かせません。黒カビは発生した時には根を張っていることが
多く、ピンク汚れも数日で戻ってしまうため、週に1回でも浴室全体をサッと掃除するだけで、
発生スピードを大きく抑えることができます。
以外に見落としがちな天井もカビが生えやすい場所のひとつ。月に一度でも水拭きをして
おくと、汚れの広がりを防ぐことができます。


毎日のちょっとした習慣を積み重ねるだけで、浴室を清潔に保ちやすくなるのです。
ぜひ年末を迎えるまえに、浴室をスッキリとリセットしてみてください。









